斎藤“ラス投”号泣早大Ｖ ９回に登場！３人ピシャリ

斎藤“ラス投”号泣早大Ｖ　９回に登場！３人ピシャリ
　明治神宮野球大会の決勝が１８日、神宮球場で行われ、大学の部は早大（東京六大学）が２−１で東海大（関東１）を破り、初優勝した。日本ハムからドラフト１位指名された注目の斎藤佑樹投手（２２）は、１点リードの９回に３番手で登板。１イニングを３者凡退で抑え、大学最終戦を快投締め。うれし涙を流した。　晩秋の神宮の杜に「都の西北」が響き渡った。マウンド上の斎藤主将の元に、早大ナインが駆け寄る。劇的な逆転での大会初優勝。甲子園を沸かせたハンカチ王子が、神宮でも王座に。両目からうれし涙があふれ出した。　１点リードの９回、場内に「ピッチャー斎藤」のコールが告げられると、１万６０００人の観衆から大歓声が上がった。　人気の斎藤はじめ、広島ドラフト１位の福井、西武１位の大石と“ドラ１トリオ”を擁する早大。対する東海大の先発は、３年生エースの菅野。巨人・原監督のおいで、来年のドラフト１位指名間違いなしといわれる右腕だ。　黄金カードに、平日の午後にもかかわらず、神宮球場には、午前の高校の部決勝が終わったころから観客が詰めかけはじめ、あっという間に内野席、ネット裏２階席はぎっしり。試合開始（午後１時１６分）直前には、日本学生協会が外野席開放に踏み切った。　第４１回を迎えた明治神宮野球大会で、昨年まで外野席が開放されたのは１９７７年１１月６日の法大と東海大との決勝戦のみ。法大・江川卓（当時４年）ｖｓ東海大・原辰徳（同１年）の初対決が話題を呼び４万３０００人の観客を集めた。　注目の斎藤ら逸材がそろう今年は、日曜日だった１４日の早大−愛知学院大の準々決勝（斎藤が先発し６回４安打無失点）に２万２０００人が押し寄せ、３３年ぶりに外野席を開放。さらにこの日の決勝は、平日では史上初の外野席開放となった。　早大の先発は斎藤ではなく、福井。ただネット裏で観戦した巨人・原監督の父で菅野の祖父、原貢・東海大系列校野球部総監督は「斎藤が先発してこないことはわかっていたよ。今大会では球速が出ていないから。痛めてはいないまでも、少し重いのではないか」と読んでいた。東海大・横井人輝監督も決勝進出決定直後に「ぜひ斎藤に先発してきてほしいけど、早大の先発は福井でしょう。ミエミエですよ」と話していた。東海大にとっては福井先発は予想通りだったようだ。　試合は東海大・菅野、早大・福井の息詰まる投手戦となった。先制したのは東海大。２回先頭の５番大野が右前打で出塁し、送りバントで１死二塁。７番坂口の遊撃内野安打と悪送球で１点を挙げた。　菅野は最速１５５キロの速球で中盤まで早大打線を寄せ付けなかったが、６回につかまった。早大の代打攻勢で１死満塁となり、４番山田が右前へ逆転２点適時打を放って試合をひっくり返した。　早大は福井から７回に大石へ、そして９回に今大会３試合目の登板となる斎藤へとリレーした。　満を持して、マウンドへ上がった斎藤。早実高時代は大ブレークした３年夏の甲子園と国体で優勝。早大では１年の全日本大学野球選手権を制覇。全国タイトルで手にしていないのは、この明治神宮大会だけだ。プロ入り前、大学ラス投を笑顔で終えるため、最速１４８キロの速球とキレ味鋭い変化球を投げ込んだ。　９回は４番伏見をスライダーで三振、５番大野もスライダーで三振、最後の打者、６番代打・市川を三ゴロにしとめ、無失点でピシャリと抑えた。　「やりました。最後は大石のはずだったが、応武監督が『最後は斎藤にいってもらいたい』といっていただいたので。みんなの思いを背負って投げました。早稲田に来てよかった」　涙は笑みに。“持っている男”の笑顔が、夕日の中で輝いた。【高校の部　日大三が優勝】　高校の部の決勝では、日大三（東京）が４−１で鹿児島実（九州）に勝って初優勝した。日大三が所属する東京地区には、来春のセンバツの「神宮大会枠」が与えられる。打線が好調な日大三は１回に１点を先制し、４回にも３点を追加。鹿児島実の反撃を五回の１点に抑えて逃げ切った。
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20101118/bbl1011181947012-n1.htm
病気さえしなかったらそれで幸せなんですよね、本当は。
年をおっていく度におろかになってくるような気がしますね。。。

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