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何よりもチョコが好きな私の甘いぶろぐ 
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【SPA!今週の1本】ことさら“臭い”に弱い平山氏の前に、最終兵器的オヤジが立ちふさがる…!
 ■平山夢明のどうかと思うが面白い 「狂気」への鋭敏すぎるアンテナが今日もビンビン反応中!【またしても臭いの呪いの巻】 先日、電車で座ってうとうとしていますと、いきなり顔面をグーでパンチされたような衝撃が襲いまして、涙は止まらないし、洟だってズビズバ出るわけです。いったい自分に何事が起きたのだろうとアワアワしていますと、隣に座ったオヤジの口臭がドクロだということに気がつきまして、それはもう腐ってドロドロになった蛙の死体を口のなかに突っ込んで小便でジャブジャブ洗ったみたいな臭いなんですよ。もう目とか痛くなってくるようなんです。ところがそのオヤジさんは自分では全くそんなことに気づいていないようで、一緒に乗り込んだ体重二百キロぐらいありそうな子供みたいな男の人と大声で菅政権について語ってるんです。消費税とか基地問題とか、もうそんなことよりもおまえのハグキ問題のほうこそどうにかしてくれ!と思ったのですが、ことさら臭いに弱い自分のことを思い出しまして、もしかすると世間一般の人にとってはこの催涙ガス的口臭も我慢の範囲内であり、きっと神様が《たまにはあんたも世間の試練というものに耐えてみなされ〜》と自分に使わし給うた使徒なのかもしれないと耐えてみることにしたんです。で、暫く黙って普通に鼻呼吸をしてたんですけれど、本当に頭のなかでドレミの花が咲くような凄い臭いなんで、これをもし世間の人が普通に耐えているなら大変な世の中だと思って周りを見ると、オヤジを挟んで反対側にいる六十がらみの世間の酸いも甘いも噛み分けたようなオッサンが、小さく畳んだ新聞を読みながら、もう一方の手で鼻の穴に指を二本差し入れて〈カトちゃんペ〉状態にしているのを目の当たりにして、あ、自分も臭がって良いんだ!オッサンアリガトーと心を強くした今日この頃、みなさん、お元気ですか?平山です。というわけで、知り合いで上司に物凄く足の臭いのがいたそうなんですよ。もう納豆を腐ったイカに塗りつけて犬の糞を足したような臭いだそうで、しかもその上司は会社に着くなりスリッパに履き替えるそうで、もう職場は梅雨時なんぞは悪魔の缶詰のようになってしまうそうなんですよね。で、そこでは会社への連絡用として営業マンに一日500円分の十円玉を支給していたんですけれど、ある時から、この十円玉が物凄く臭い!上司の足と同じ臭いがするようになったんです。「しかも、触った指までが夕方まで臭くて。昼の弁当なんか食べてると箸を持つ手が臭くて臭くて…」泣きの涙だったとか。で、いったいどうしてそんなことになったかと言いますと。どこで聞きかじったのか〈十円玉で臭いが取れる〉と言われた上司が、支給される十円玉を靴下のなかに突っ込んでいたらしいんですよね。暫くするとテレホンカードになったそうでみんな命拾いしたそうなんですけれど。それと別の人は動物園の飼育係だったんですけれど、上司に伝説の動物莫迦といわれる人がいて、ある日「おまえだけに究極の飼育法を教えてやる」と虎の檻に呼び出されたそうなんですよ。で、「おまえは動物の健康状態をどうやって調べるんだ?」と問われ、いろいろ答えたんですが全部ハズレだと怒鳴られたそうなんです。そして上司は「おまえは根本的に間違ってる!」と言うと、檻の端に溜まっていた糞を指でひとすくいすると、そのまま口の中にパックン。そして「うーむ。今日もハナコは元気だ!」と呟いたそうです。で、それを始めにキリンのキータに象のミヨシ、チンパンジーのオッツと彼が飼育している動物の檻へ行ってはパックンパックンの嵐だったそうで、最後には「わかったか!今日はもうお腹が一杯だ! おしまい」と、のたまわれたとか。その後、彼はすぐに辞めたそうですけれど。本当、ウンペロもどうかと思いますが面白いモンです。■ひらやまゆめあき 1961年、神奈川県生まれ。短編集『独白するユニバーサル横メルカトル』で「このミステリーがすごい!」2007年度国内部門第1位。最新刊は小説『ダイナー』。小社より春日武彦氏との共著『「狂い」の構造』も絶賛発売中!近況/月末になりますけれど竹書房さんからオイラが監修した壊れた人間オンパレードの実話恐怖譚『黒丸ゴシック:人間崩壊』が出ます。著者はダ・ヴィンチ『幽』怪談文学賞受賞の黒史郎さん。ノコギリで首を切断して欲しがりガールとか色々と本物が登場ですよ〜
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20100726/zsp1007261000000-n1.htm
「言い竦める」という慣用句があります。
言葉で遣り込める。巧みな弁舌で相手を自分の考えに同意させる。
本当、喋りがうまい人が羨ましいです。。。

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